健美家ではこの度、サイトへの登録会員を対象として、「不動産投資の目標に関するアンケート」を実施。4割が「目指す月額キャッシュフローは100万円以上」と答えたほか、「FIREやセミリタイアしたい」と答えた人は約6割に上った。

■経済的に不自由なく生活できる金額を目標とする人が多い
「不動産投資で目指している月額キャッシュフローはどのくらいですか?」という質問について、複数回答で尋ねたところ、「100万円以上」が40.9%で最多となった。2番目に多いのは「50万円〜100万円未満」で15.2%、3番目が「40万円〜50万円未満」11.0%。つづいて、「目標値を設定していない」が9.1%という結果に。
最も多かった「100万円以上」という回答者にその理由を聞いてみたところ、「FIREしてキャッシュフローだけで暮らして行けるようになりたい」「セミリタイア後も物件を買い続けるため」「家族と一緒に経済的な不自由のない生活を送りたい」「子供の教育費と退職後の収入確保」など、不動産投資で、経済的に不自由なくゆとりをもって生活できる状態を目指している人が多いようだ。
■FIREやセミリタイアを意識している人が全体の6割近くに
2番目に多かった「50万円〜100万円未満」の人についても、「現在のサラリーマンとしての収入を上回る額を目標としています」「FIREが可能な水準と考えています」「最低限の生活とちょっとしたぜいたくができそうだから」「サラリーマンを辞めてセカンドライフを送るため」など、FIREやセミリタイアを意識している人が多いことも分かった。
そこで、「FIRE(経済的自由と早期退職)やセミリタイアを目指していますか?」を尋ねたところ、「出来ればしたい」31.1%、「強く目指している」28.0%で、合計59.1%。実に6割もの人がFIRE、セミリタイアを目指していると回答。「すでにしている」との回答も2割を超えた。

■FIREやセミリタイアを目指す人ほど、目標キャッシュフロー金額は大きい傾向
「FIREやセミリタイアを目指しているか?」と「目指している月額キャッシュフロー」とのクロス集計を行ったところ、「FIREやセミリタイア」を「強く目指している」「すでにしている」と回答した人が目標とするキャッシュフローは「100万円以上」が大多数となった。

キャッシュフローが「20万円〜30万円未満」や「30万円〜40万円未満」、「40万円〜50万円未満」の人の金額設定の理由が「最低限の生活ができる範囲」や「サラリーマン所得と同程度」であるのと比較すると、不動産投資で明確に経済的自立を目指す人の目標金額が高くなるのも頷ける。
多くの人が、「サラリーマンの定期収入がなくても将来や不測の事態にも対応可能な金額」として、100万円以上を目標金額に設定しているようだ。
もちろん、「生活の足し」(10万円未満)、「給料にプラスすることでゆとりのある生活が出来るから」(10万円〜20万円未満)、「生活費は年金で賄えるので、月々の活動費として」(20万円〜30万円未満)など、あくまでも副収入として不動産投資を位置づける人も少なくない。
何を目指して不動産投資をするのか、そのために必要なキャッシュフローはいくらなのか。改めて考えてみるのもいいかもしれない。
健美家編集部