2015年1月~3月期の投資用不動産の市場動向に関するレポートが健美家より公表された。
これは全国の投資用不動産のマーケット状況を把握するため、定期的に行われているもので、対象はこの期間に健美家に登録された物件とメールで問い合わせのあった物件。調査項目は投資利回り(表面利回り)、物件価格などで四半期別に集計されている。
さて、結果だが、区分マンション、一棟アパート、一棟マンションのいずれの物件種別でも登録された物件の投資利回りは減少の一途を辿っている。種別ごとに詳細を見ていこう。
■東京都の区分マンションの投資利回りは7%台に
まず、区分マンションだが、登録物件投資利回りは2005年の調査開始以来、過去最低水準の8.91%となっており、安倍政権発足後の2年間で2.71%下がっている。価格は11年を底に上昇傾向が続いており、20008年4月以降では最高の1,277万円に。一番安かった2011年に比べると453万円、55%ものアップとなっている。
これを都道府県、地域などで見ていると首都圏の登録物件投資利回りは全国平均よりも低く8.11%で、東京都の場合には
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