全国的に人口が減少局面を迎える中、東京都江東区は異例の人口増を続けており、2015年6月12日には50万人を突破した。
江東区は1947年に旧深川区、旧城東区が合併して誕生して発足。戦前の両区は40万人を超す人口を擁していたが、東京大空襲で大被害を受け、1945年の11月には2万5000人余にも落ち込んでおり、合併時には多少回復していたものの、それでも9万6000人余と約4分の1という状況だった。
その後、疎開者の帰京、戦地からの引揚などが進んだことから、57年には30万人を超え、1960年代から70年代にかけては工場跡地へのマンション建設に伴い、35~37万人に増加。
1988年~97年のバブル期には地価高騰で再び減少を見たものの、98年から再び増加を始め、2002年には40万人を突破。2008年に45万人を超え、2015年6月12日終業時の人口は50万33人となっていたという。
地区別にみると、マンション建設の多い南部地域の人口増が著しいそうで、ここ10年間の豊洲地区では4万8000人弱、75.7%もの増加になっている。
ちなみに23区で最も人口が多いのは世田谷区で89万8000人強、続いて
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