野村総合研究所が日本の100都市の成長可能性のランキングを公表した。仕事がなければ人も集まらないと考えると、都市の成長は賃貸に大きく影響する。
この調査では都市の産業を生む力を産業創発力として「多様性を受け入れる風土」「創業・イノベーションを促す取組み」などの6つの視点から、131の指標を用いて総合的に分析している。
では、どの都市が成長するのか。
まず、実績および将来ポテンシャルを含め、総合的な産業創発力が高いのは東京23区、福岡県福岡市、京都府京都市がベスト3。これについては妥当な線だが、10位までを見て行くと意外(失礼!)な都市も入っている。
たとえば、4位の大阪府大阪市、6位の茨城県つくば市、7位の北海道札幌市は妥当な線だが、5位の鹿児島県鹿児島市、8位の長野県松本市、9位の福岡県久留米市、10位の長崎県佐世保市はこれまでどちらかと言えばネガティブな噂を聞くことが多かった。
たとえば、鹿児島県は九州の中では空き家率がトップであるし、佐世保市の転出超過数は全国的に見ても非常に高い水準にあるなどなど。
...この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。
健美家会員のメリット
- 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
- 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる