東京新聞が2021年4月19日朝刊に掲載した「東京23区からの転出者が増えた市区町村トップ30」が話題を呼んでいる。これは昨年1年間の23区からの年間転出者数を同紙が独自に集計したもの。
通勤圏外では宇都宮市、軽井沢町など
記事には「東京脱出」加速という見出しが付けられているが、トップ30までを見るとその大半は東京圏。多少遠いのが9位の茨城県つくば市(409人)、21位の栃木県宇都宮市(237人)、22位の群馬県軽井沢町(232人)。それでも都心からは新幹線利用も含めて1時間圏というところ。それ以外はこれまでも通勤圏ではあったものの、23区内に比べれば多少遠いかもしれないと思われていた場所である。
藤沢市を筆頭に湘南人気も根強い
さて、その流出先だが、トップは神奈川県藤沢市で713人。湘南エリアでは藤沢市以外にも8位に鎌倉市(417人)、15位に茅ケ崎市(308人)が流出しており、人気が集まっていることが分かる。
23区外の西側エリアに多くの人が流出
だが、それ以上に集まっているのは首都圏西部の都下から川崎市、横浜市にかけて。23区を中心に東西という観点で見ると
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