大都市圏の中古マンション価格に頭打ち感が強まっている。東京カンテイは7月21日に公表した6月の中古マンション価格によると、首都圏は全体的に強含み前月比0.6%プラスの平均3473万円と6カ月連続で上昇。東京都は4790万円(同0.5%上昇)、神奈川県が2693万円(同0.4%上昇)、埼玉県が2024万円(同0.5%上昇)、千葉県が1876万円(同2.2%上昇)となった。千葉は3月に記録した直近の最高値を上回った。
ただ、都心部の頭打ち感が強くなっている。千代田・中央・港・新宿・文京・渋谷の都心6区の平均は7150万円(同0.1%上昇)とほぼ横ばいで推移した。東京23区は5287万円(同0.4%上昇)と4カ月続けて上昇したが、その上昇率はわずかだ。
こうした傾向は全国的だ。大阪市は2833万円で18カ月連続の上昇となったが0.4%の上昇率にとどまった。名古屋市は、2058万円と直近での最高値を再び更新したものの、中心部は4カ月ぶりに2500万円を割り込んだ。
健美家編集部