東京23区の中古マンション価格が調整局面を迎えている。一方、大阪にはその兆しが見られず、価格上昇率は西高東低で推移している。東京カンテイが9月26日に公表した8月の価格データからそうした傾向がはっきりしてきた。
東京23区の8月の価格は、前月比横ばいの5279万円と5300万円台を目前に重い展開となったが、大阪市は2888万円(同0.9%上昇)で連続プラスを20カ月まで伸ばしている。1年前との比較で大阪市は、6~8月の3カ月すべてで21%以上の上昇率を維持している。
大阪市中心6区(福島・西・天王寺・浪速・北・中央)を見ると、前月比で0.2%下落の3857万円だったが、同社では調整局面入りの兆しはないとしている。市中心6区も直近3カ月の1年前との比較を見ると、毎月19%程度の上昇幅を見せている。
東京都心6区(千代田・中央・港・新宿・文京・渋谷)は7203万円(同0.3%上昇)と小幅ながら3カ月続けて上昇だった。
アットホームの調査でも東京23区の8月の中古マンション価格は前月に比べて2.6%下落した。平均の成約価格は3254万円。1年前との比較では2.3%上昇も調整感は否めない。
健美家編集部
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