不動産調査の東京カンテイは、中古マンションの相場価格について、主要7都市を対象に行政区・町別の単位で初めて調査してランキング化した。2016年上期(1〜6月)で最も価格が高いのは「港区元麻布」で、1坪当たり704.8万円と断トツの高額帯となった。
2位が「港区麻布永坂町」の677万円、3位が「千代田区三番町」の592.2万円だった。「港区虎ノ門」(585.6万円)と「千代田区富士見」(574.7万円)が入りトップ5を構成した。
東京23区の上位50位のうち、港区が17、渋谷区13、千代田区11を数え、上位18位までこれら3区に位置する町名が占めた。
同調査では、築10年(±5年)、最寄り駅から徒歩15分以内、中古流通時例数が3件以上もしくは総戸数の2%以上――といった条件を付けて特異な物件、例えば築年数が古すぎたり、バス便といった物件で統計が乱れないよう補整している。
健美家編集部