中古マンション価格は調整局面の様相を強めているが、東京都心部でやや持ち直した。東京カンテイが12月21に発表した11月の三大都市圏・主要都市別の中古マンション価格動向によると、東京23区は、前月比0.7%上昇の5281万円と5カ月ぶりに上昇し、6月に記録した最高値5287万円に迫った。
都心6区(千代田・中央・港・新宿・文京・渋谷)は前の月から3.1%と大幅に反転上昇し7266万円となった。周辺エリアも1%超のプラス幅を見せ、城南・城西以外では直近の最高値を再び上回った。
神奈川県(2765万円=同1.5%上昇)と埼玉県(2086万円=同1.3%上昇)でも主要エリアが県の平均を押し上げた。横浜市(2937万円=同0.5%上昇)とさいたま市(2492万円=同2.4%上昇)がプラス。特にさいたま市では、北区や中央区で平均築年数が2年程度若返った影響から市平均を大幅に押し上げたという。
ただ、東京都は前の月に比べて2.0%下落して3547万円と概ね9月の水準まで下げている。都県別では、東京区部で事例が縮小したことで、東京都が4809万円(同0.9%下落)、平均の築年数がやや進んだ
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