中古マンション価格が依然として強含みの様相を見せている。東日本不動産流通機構によると、成約数は2年連続で前年を上回り3万7189件と過去最高。価格は4年続けて上昇し、成約価格は22年ぶりに3000万円台に乗せた。
不動産調査会社の東京カンテイがこのほど発表した昨年12月時点の価格動向では、東京23区が6月に記録した直近の最高価格を上回った。価格は5328万円と前月比で0.6%、1年前との比較では3.6%上昇している。
都心6区(千代田・中央・港・新宿・文京・渋谷)も7310万円(同0.6%上昇)と依然として高止まっている。こうした都心エリアに加えて城北・城東エリア(4098万円)の価格がじわじわと上がり続けて再び価格を更新した。
城東エリアは、大手町や丸の内といった都心に近いにもかかわらず、これまで割安で放置されていたことに着眼する消費者が増えていることが影響している。
消費者に限らず、マンション開発を手掛けるデベロッパーも注目する。特に江東区は、東京オリンピック・パラリンピック開催会場が近い湾岸エリアの分譲マンションの新規開発と中古売買が人気化していたが、ここにきて湾岸エリア以外での再開発計
...この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。
健美家会員のメリット
- 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
- 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる