マンションの在庫数が増え続けているにもかかわらず、中古マンション価格の上昇が止まらない。東日本不動産流通機構(東日本レインズ)がこのほど発表した首都圏1月の不動産流通市場の動向でそれを裏付けた。
東日本レインズによると、中古マンションは、成約件数は2861件(同7.8%増)と5カ月連続で前年同月を上回り、成約価格は3138万円(同5.1%上昇)と49カ月連続で1年前を上回った。在庫件数は4万3631件(前年比6.1%増)と20カ月連続で増えている。前の月と比べても1.1%増加している。
エリアごとの状況を見ると、都区部の成約数は1218件と前年比で16.7%増え、多摩では277件(同11.7%増)とともに2桁の増加となった。都区部は10カ月続けて前年同月を上回っている。
神奈川県は、横浜・川崎市の成約数が488件(同5.4%減)と5カ月ぶりに1年前を下回り、神奈川県他は197件で同24.7%と大幅に増加した。
埼玉県と千葉県の成約数は、それぞれ344件(同2.8%減)と337件(同0.6%増)だった。
健美家編集部