中古戸建て価格の下落傾向が首都圏で広がっている。東京カンテイが7月6日に発表した『主要都市圏・主要都市別/中古木造一戸建て住宅平均価格』の月別推移でわかった。
その首都圏を見ると、6月の平均価格は前の月に比べて2.8%下落し、3094万円となった。
神奈川県は3245万円(同1.8%下落)となり、千葉県が1926万円(同1.1%下落)、埼玉県が2229万円(同6.8%下落)と調整局面入りが顕著だ。
神奈川は3カ月続けて落ち込み、埼玉は4カ月ぶりの反転下落だった。
ただ、東京都は反転上昇して6204万円(1.6%上昇)と、この1年間で上げ下げを繰り返している。
主要都市別では、東京23区・都下、横浜市、千葉市で大きく上昇したものの、川崎市や相模原市、さいたま市が下落に転じるなどトレンドに統一感はない。
それらの価格を見ると、東京23区で9711万円と前月比3.3%と反転上昇し、都下も同3.7%上げて4171万円だった。
東京23区は1年前との比較では19.0%上昇している。千葉市では、前月比14.8%と大幅続伸で2422万円となった。
一方で下落した川崎市は4452万円(同4.4%下落
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