中古戸建て価格、京都市で30％の急上昇。首都圏・近畿も連続で上昇に

中古の戸建住宅価格が底堅さを保っている。東京カンテイが10月10日に発表した主要都市圏・主要都市別の中古木造戸建て住宅価格（9月）の推移を見ると、首都圏・近畿圏で上昇トレンドを2カ月連続キープした。

首都圏の価格は、前月比2.3％上昇の3018万円となり2カ月連続で上がった。千葉県と埼玉県が首都圏平均を引き上げた。

千葉県では前の月に比べて5.8％と大幅に上昇して2054万円となり、こちらも2カ月連続の上昇となった。埼玉県も同3.6％上がり2262万円と反転した。反面、東京都は5704万円（同2.5％低下）と反転下落し、神奈川県では同0.5%低下の3156万円と6カ月連続で落ち込んだ。

ただ、東京の区部（23区）は強含んでおり、9048万円（同1.3％上昇）と連続で上がった。さいたま市も3326万円（同7.4％上昇）は大幅に上昇した。

ほかの首都圏中心地は軒並み大幅下落となっており、横浜市は反転下落（同2.1％低下＝4245万円）し、川崎市（3857万円）は15.9％と連続で大幅な落ち込み。相模原市（10.8％低下＝2231万円）も千葉市（9.6％低下＝2277万円）も大幅に