大和ハウスグループの大和ライフネクスト株式会社の分譲マンション総合研究所「マンションみらい価値研究所」は、管理受託マンションを対象に管理組合資金の運用実態を調査し、レポートにまとめた。
■調査背景・概要
管理組合の修繕積立金は、主に一定年数の経過ごとに計画的に行う修繕を目的に毎月積み立てられている。管理組合の運営では、積立金という定額の収入が毎月である一方で、支出は数年単位で発生するものが多くを占めるため、多額の資金が存在する期間がある。資金を使わない期間があれば、運用等により資金を増やすことも可能。管理組合という営利目的ではない団体において、どのような資金運用がされているかを調査した。
■調査対象
管理組合約4,000組合(分譲マンション以外にも、戸建管理組合も含む)の修繕積立金の運用先
※図1は件数ではなく、実際に預け入れている金額での割合
■主な調査結果
・割合が多い順に普通預金(67.1%)、住宅金融支援機構のマンションすまい・る債(21.3%)、定期預金(10.0%)、積立マンション保険(1.4%)、その他証券(0.2%)となった。
・数少ないその他証券で運用を行っている管理組合も利付国債の
...この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。
健美家会員のメリット
- 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
- 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる