三菱UFJ信託銀行株式会社は、この度不動産マーケットリサーチレポートVol.211「不動産投資のリスク管理と市況サイクル」を発行した。
?○不動産投資のリスク管理を念頭に、取引回転率と運用収益率を推計
○取引回転率の動向は2010年~2012年、2013年~2014年、2015年以降の期間で異なる
○国内不動産投資の累積リターンを他資産と比較すると、中長期の時間軸ではREITに近い
■企業不動産の取引回転率?
○2010年~2012年
・回転率が全国平均で0%台半ばと低位で推移
・不動産業向け貸出態度は依然タイトであり、企業不動産の取引は低迷
○2013年~2014年
・異次元緩和も背景に、企業不動産の売買急増
・回転率は全国的に大きく上昇
○2015年~2021年
・回転率は全国平均で概ね1%台前半で推移
・ワークプレイスの見直しで自社ビルを売却する等、オフィスの回転率はコロナ禍発生前後で大きな変化みられない
■J-REITが取得した不動産のリターン
・世界金融危機後の一時期を除き、不動産の累積リターンは長らく上昇基調
・市況ピーク時に取得して以降、しばらく含み損を抱えていたケースでも、オフィス(築浅・中規模)では
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