大和ハウスグループの大和ライフネクスト株式会社は、管理受託マンションに対し修繕積立金の見直しをサポートする新たな資料として「修繕積立金レポート(通称:つみレポ)」の提供を開始した。同レポートは3,000棟以上の管理実績からエリア・築年数・戸数などの条件を掛け合わせて抽出した類似マンションとの比較データや、不足解消のために必要な平米単価、国土交通省ガイドライン目安額などを盛り込んでおり、マンションにおける「修繕積立金の課題確認・改定検討」のサポートをする内容となっている。これにより、長期修繕計画・収支計画とは別の視点から、マンションの修繕積立金をより多角的に分析することが可能となった。
■「修繕積立金レポート“つみレポ”」提供に至る背景?
近年、マンションを取り巻く社会問題として、建物の高経年化・人件費高騰にともなう工事価格の上昇などを背景とした修繕積立金不足が深刻化している。問題を解決するためには、適正な金額を検討した上で「修繕積立金の値上げ」を総会で可決し実行する必要があるが、住民の経済的な負担に直結することもあり、長期にわたって議論が進まない、まとまらないといったケースが多く見られる。
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