世界の都市力を測る指標で東京が初めてトップ3にランクインした。森記念財団都市戦略研究所(竹中平蔵所長)が10月18日に発表した「世界の都市総合力ランキングGlobal Power City Index2016(GPCI)」で実現。2008年に同調査を始めてから毎年4位に甘んじ続けていたが、海外からの訪問者数の増加(インバウンド)や為替変動(円安)に加えて、米ドルベースでの物件水準や住宅の平均賃料の下落、羽田空港の国際化などが進んだことでスコアを伸ばした。
1位はロンドン(1511.5)で5年連続、2位がニューヨーク(1384.7)となり、昨年3位だったパリは4位(1289.7)に後退し、初めてトップ3圏外となった。パリは昨年11月の同時多発テロなどの影響を受け、海外からの訪問者数の減少が響いた。東京の総合スコアは1338.5だった。世界の主要42都市を対象に調べた。
慶応大学名誉教授で同研究所の竹中所長は同日の会見で、「3位だが課題は少なくない。ビッグデータ活用のフレームワークも出来上がっていない。これから幅広い規
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