大都市部では住宅に占めるマンション比率が高い。不動産調査の東京カンテイが「2016年行政区別マンション化率」1月31日にリリースした。マンション化率とは総世帯数に占めるマンション戸数の割合のこと。トップは前年と変わらず千代田区の83.12%(前年84.83%)だった。2位が中央区の81.91%(同80.40%)、3位に港区の75.82%(同75.62%)とベスト3は東京都が占めている。
ただ、東京カンテイでは、新築マンションの供給が昨年少なかったことを受けてストック戸数の増加が鈍化しているとし、渋谷区(10位=51.13%)や新宿区(12位=50.30%)、横浜市中区(17位=45.40%)など人気都市でマンション化率が縮小しているとした。
マンション化率を最も伸ばしたのが東京都中央区の1.52ポイントだが、前年1位の川崎市幸区の2.47ポイントと比較すると1ポイント近く伸び率が縮小している。
上位30位を見ると、前年に比べてマンション化率が低下したのは、千代田区、福岡市中央区、渋谷区、新宿区、横浜市中区、大阪府三島郡島本町、札幌市中央区の7行政区あった。2015年の2行政区から増えている。
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