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<首都圏版>住みたい街が多い「路線」ランキング“借りて住みたい街が多い路線” 1位は?

調査(不動産投資)/ランキング ニュース

2023/03/18 配信

事業を通して社会課題解決に取り組む、株式会社LIFULL(ライフル)が運営する不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S」は、実際の物件問合せ数からユーザーの「本気」で住みたい街をランキングした「2023年 LIFULL HOME’S みんなが探した!住みたい街ランキング」を発表した。

今回、住みたい街ランキング(首都圏版)のTOP100に入っている駅の数を沿線別に集計した「LIFULL HOME’S みんなが探した!住みたい街が多い路線ランキング」を初めて発表する。

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<LIFULL HOME’S みんなが探した!買って住みたい街が多い路線ランキング>

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■1位:JR京浜東北・根岸線(16駅)
JR京浜東北・根岸線は、「大宮」から「大船」まで「東京」「品川」「横浜」という日本屈指のビッグターミナルを経由して首都圏を南北に結ぶ大動脈であり、移動における「タイパ」を高めたいと考えるユーザーが多いといえる。

また横浜市中心部に位置する「桜木町」「山手」というJR根岸線の2駅がトップ100に入っており、沿線全域で満遍なく居住ニーズがあることがうかがえる。

■2位:JR総武線/総武本線(12駅)
JR総武線は「千葉」から「三鷹」まで首都圏を東西に結んでおり、「千葉」以遠はJR総武本線が「東京」から運行している。「吉祥寺」を筆頭に「三鷹」「中野」「荻窪」「御茶ノ水」など都内屈指の居住人気エリアが並び、「小岩」「稲毛」「船橋」「千葉」など城東から千葉方面にかけてコスパに優れた街もある。

また、JR総武本線の「八街」など、首都圏の西から東まで購入希望ユーザーに支持される街が並ぶ路線となっている。

■3位:JR湘南新宿ライン高海/宇須(11駅)
湘南新宿ラインには、JR高崎線とJR東海道線を結ぶ系統(高海)と、JR宇都宮線とJR横須賀線を結ぶ系統(宇須)がある。運行距離も駅数も多く、埼玉県中心部の「熊谷」「上尾」「大宮」などから、郊外に位置するベッドタウン「池袋」「赤羽」などの準都心・近郊エリア、神奈川県中心部から湘南エリアに位置する人気エリア「横浜」「茅ケ崎」「平塚」などを結び、首都圏各地への移動を飛躍的に改善している。

■【注目路線】5位:東武東上線(8駅)
東武東上線は「池袋」から埼玉県の「寄居」までを結ぶ全40駅、運行距離75kmの路線。「池袋」はタワーマンション群が駅周辺にそびえているが、「東武練馬」以遠は一戸建て住宅も多く、庶民的なベッドタウンが並ぶ路線。物件価格および消費者物価の高騰を背景に、生活費も含めてコスパに優れた街が多い路線として5位にランクインした。また、「ふじみ野」は1993年に開業した比較的新しい駅で、周辺の開発が進むにつれて人気のベッドタウンに成長している。

<LIFULL HOME’S みんなが探した!借りて住みたい街が多い路線ランキング>

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■1位:JR総武線/総武本線(19駅)
1位に輝いた要因として、総武線は運行距離が長く、乗り換えなしで「東京」や「新宿」にダイレクトアクセスができること。また、都内屈指のベッドタウンである「三鷹」「吉祥寺」「荻窪」などと直結していることがある。

城西から都下方面にかけて「三鷹」「吉祥寺」「荻窪」「中野」などの人気エリアや、「小岩」「市川」「津田沼」など城東から千葉方面の街があるほか、都心に近い割に賃料相場が比較的安価な「コスパの良い街」である「両国」「錦糸町」「市川」「本八幡」など城東エリアの駅がランキングを押し上げた。

■同2位:JR中央線/中央本線(15駅)
8駅がJR総武線と重複するが、「三鷹」以西の「国分寺」「国立」「立川」「八王子」など7駅がトップ100にランクインしている。1位のJR総武線同様に、都心と人気のベッドタウンを結んでおり、快速・通勤快速・特快などがあるため、運行距離の割には移動時間が比較的短い「タイパの良い路線」との評価もある。また、山梨県、長野県方面からも都心にアクセスできるため「転職なき移住」を支える動脈にもなっている。

■同2位:JR京浜東北・根岸線(15駅)
JR京浜東北・根岸線は首都圏を南北に結ぶ主要路線で、「浦和」「上野」「東京」「新橋」「品川」などのターミナル駅に通じているため、極めて交通利便性が高い路線といえる。また、駅勢圏の広い「大宮」「浦和」「川崎」「横浜」といった駅だけでなく、都心に近い割に賃料相場が比較的安価な「コスパの良い街」である「蕨」「西川口」「田端」などもトップ100入りしている。

■【注目路線】5位:東京メトロ東西線(7駅)
トップ100にランクインした駅は、「葛西」をはじめ、「西葛西」「行徳」「浦安」など東西線独自の駅が並んでおり、都心に隣接する湾岸エリアが賃貸ユーザーに注目されていることが分かる。都心に極めて近いにもかかわらず、賃料相場および物価が比較的安価で住みやすい街が並んでいる。

■【考察】LIFULL HOME’S総研 チーフアナリスト 中山登志朗氏

【買って】都心と郊外を乗り換えなしで結ぶコスパの良い路線が人気に

首都圏を南北、東西にそれぞれ結ぶ主要路線、および首都圏ほぼ全域をカバーする長距離路線がトップ3となった。これは、都心一極集中がテレワークなどを背景として弱まったことが1つの要因であり、さらに消費者物価や住宅価格の急激な上昇も、郊外方面で物件を探すユーザーを増やす遠因となっている。

ランキング上位の路線は、いずれも都心ターミナル駅と郊外のベッドタウンを直結していることから、沿線での居住ニーズが顕在化している結果と捉えることができる。また、もともと庶民的で物価も物件価格も比較的安価であることもニーズを顕在化させるポイント。

【借りて】買って住みたい沿線と同様コスパ重視の選び方が定着

首都圏を東西に走る代表的な2路線と南北につなぐ路線が上位となった。トップ3は運行距離が長く、郊外から都心を経由してそれぞれ反対側の郊外エリアを結んでおり、移動の負荷が比較的少なく、また利便性も相応に維持されていることが多くの支持を集めている。

テレワーク実施率の高さを背景に、物価高騰もあって首都圏の賃貸ニーズは郊外化が顕著だが、その郊外化の“便利な足”として機能しているのが、これらの路線だ。また、都心に近いわりに賃料水準が比較的安価な街があることも注目されるポイントとなっている。

LIFULL HOME’S総研 副所長/チーフアナリスト 中山登志朗(なかやまとしあき)出版社を経て、1998年から不動産調査会社にて不動産マーケット分析、知見提供業務を担当。2014年9月にHOME’S総研副所長に就任。不動産市況分析の専門家としてテレビ、新聞、雑誌、ウェブサイトなどメディアへのコメント提供、寄稿、出演を行うほか、年間多数の不動産市況セミナーで講演。国土交通省、経済産業省、東京都ほかの審議会委員などを歴任。(一社)安心ストック住宅推進協会理事。

■調査概要
期間:2022年1月1日 ~ 2022年12月31日
エリア:首都圏版(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)
集計方法:LIFULL HOME’Sに掲載された 賃貸物件・購入物件のうち、実際の問合せ数を駅別に集計後、TOP100の駅を路線別に集計。

健美家編集部

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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