自民、公明両党は12月14日、2018年度の与党税制改正大綱を決定した。大家さんに影響の大きい所得税関連では、本ニュースでも既報の通り、給与所得控除の縮小、基礎控除の拡大が柱となっている。
給与所得控除は、年収にかかわらず一律10万円引き下げられることになった。ただし、基礎控除が10万円引き上げられるため、実質の税負担は変わらない。
問題は、サラリーマン大家さんで給与収入が850万円を超える場合。給与所得控除は、これまで給与収入が1000万円を超えると220万円で頭打ちとなっていたが、この頭打ちの収入が850万円に引き下げられることになった。
また、頭打ちの金額も、220万円から195万円に引き下げられる。つまり、給与収入900万円では、今まで給与所得控除は210万円あったのが195万円で15万円のマイナス、給与収入1000万円以上は、220万円から195万円と控除額が25万円のマイナスとなる。
ただし、それぞれ基礎控除が10万円プラスされるので、給与収入900万円で差し引き5万円のマイナス、収入1000万円で差し引き15万円のマイナスとなる。
税率が20%とすると、給与収入1000万円で年間3
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