"本業がガーデンデザイナーですので同じ空間に同じ素材を使ってもデザインによって素晴らしい空間にも、またその逆にもなる事を経験していますのでデザインには力を入れています。
デザインのポイントはまずテーマを決める事です。テーマが決まれば自ずとそれぞれの仕様も決まってきます。
賃貸業ですのでもちろんコスト意識は大切ですが僕はDIYによって浮いた工賃をより良い素材に使うようにしています。そうして古い部屋を新築とはまた違った特別な空間にすることが出来ます。
とはいえ特に戸建てのように部屋数の多い物件の場合、すべての部屋にお金をかけると予算オーバーになってしまいますので僕はキッチンとリビングそれから水回りを集中的にリフォームし、他の二階などは入居者様にDIYリフォームしてもらうこともよくあります。
また自ら募集していますので内見者様にリフォームの内容など直接ご説明することで顔の見える大家として信頼感が増しているのではと感じています。
僕がリフォームしたお家に住んで頂いた方が豊かな生活を送れたら、大家としてこんなに嬉しいことはありません。"
DIY INFO
種別:戸建て
DIY範囲:その他
2017年6月施工完了
所要期間:のべ30日
道具:丸鋸、溶接機、インパクトドライバー、ジクソー、スライド鋸、刷毛、コテ、金切りハサミ
素材:石、ペンキ、木材、滑車、トタン、流木、ロープ、防獣ネット
総経費: 45万円
審査員から
レンジフードをトタンで作ったり、流木を取っ手にしたり、床の市松模様をペンキで塗ったり(フローリングの傷を隠しているのでしょう)、アイディアが光る作品です。これだけ凝っていて、コストは45万円。それで100万円の古家が、見事に蘇っています。
ただ、溶接機などのプロ向けの機材を使っている点や、重量のある石を使うなど、誰にでもできることではありません。DIYマニアというか(笑)、上級者向けといえそうです。
審査員 富沢 ウメ男さん TOMIZAWA Umeo