かつて、賃貸の部屋選びでは賃料が最も大きな条件だった。高度経済成長期、バブル期は賃料は高く、どこに住む、どんな部屋に住むはあまり選べず、まずは借りられる場所という消去法的な探し方が主流だったのだ。
その後、賃料の下落に伴い、部屋選びの条件は多様化してきた。通勤、通学に便利な場所はもちろん、住んでみたい街という発想も生まれた。普通の部屋ではなく、ちょっと変わった部屋、個性的な部屋という選び方もできるようになった。最近ではそこにあるコミュニティなども要素のひとつと言われることもある。
そしてこれからはもうひとつ、不動産会社という選択肢もあるのではないかと思う。それは他にない、独自のやり方で入居者が喜ぶサービスを提供する不動産会社が登場し始めているからである。ここではそのうちの一社、神奈川県相模原市淵野辺にある東郊住宅社をご紹介しよう。
■神奈川県相模原市淵野辺、学生街の不動産会社が経営
淵野辺は近隣に青山学院大学、麻布大学、桜美林大学が集まる学生街。東郊住宅社はそうした学生相手のワンルームを中心に1600戸を管理する不動産会社で、平成6年から礼金ゼロを開始、その後平成16年からは礼金、敷金ゼロに加
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