書店の不動産投資本コーナーには連日のように新刊が登場するが、その大半はこれから不動産投資を始める超初心者向けのもの。そして、基礎の基礎というのはどんなジャンルでもそうだが、大きな違いは生じにくい。
超初心者は、それらの本を何冊も読んで、基本的知識を身につけることが欠かせないといえる。しかし、すでに一通りのノウハウを学んだ投資家、物件を買い始めた投資家にとって、「概論」はやや物足りない。
そんな中、すでに勉強を終えた投資家、物件を買い始めた投資家にとっても読み応えのありそうな書籍が発売された。題名は「不動産投資の嘘」。「不動産業界は『嘘』で塗り固められている」という帯のコピーが目を引く。
著者は28才で不動産投資をはじめた現役投資家であり、現在は不動産投資に特化した会社を経営する 大村昌慶さん。投資家の目線を持ちつつ、業界の内側を見てきたという立ち居地が特徴だ。
目次を見ると、「絶対にしてはいけない融資のパターン」「有名投資家がよく使う三つのキラーワード」「大手不動産業者だから安心ということはない」など、気になるワードが並ぶ。
読み進めると、著者の元に相談に訪れた不動産投資家たちの失敗事例や、その
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