本業とは別に不動産投資をしている人の場合、管理会社に退去後の清掃もお任せしているというケースが一般的だろう。だが、すべてお任せでうまく行くとは限らないと警鐘を鳴らすのは、管理会社ハウメイトパートナーズの谷尚子氏。
「管理会社が清掃事業者に発注する場合、間取りや戸数から一律で料金を設定し、依頼するのが一般的です。しかも、その額はさほど高くはありません。また、原状回復工事と併せて清掃を発注するのですが、業界的にはまだまだ男性社会で、現地の様子を確認して清掃を発注するのはほとんど男性。ところが、男性は自分で清掃をしないことも多く、どの程度のカビや錆、汚れなら清掃で落ちるかが分かっていない場合もしばしば。清掃では落ちないほどのひどい汚れでも通常の清掃で頼んでしまいがちなのです。
その結果、清掃してもらったのに、汚れが落ちていないということも。特に水回りは汚れが落ちにくく、それが嫌われて、入居が決まらないという例もあります。もし、可能であれば大家さんがそこだけ自分で手をかけられれば、空室期間を短縮、収益を上げることができます」。
そのためにノウハウを知ろうということで開かれたのが、「不動産関係者のため
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