姫路市にJRの新駅ができる。場所はJR姫路駅と御着駅の間で、JR姫路駅の東側約2kmの辺り、市川の西側だ。開業は平成28年春。
市発表の資料で駅舎や駅前広場/ロータリーの概要が出ているが、どうにも地味な感じである。さしたる施設ができるわけでもなく、すぐさま新駅構想で盛り上がりを見せるとは思えない。駅ができると相場が上がるとばかりに周辺に先行投資をしようかと考えがちだが、単に駅ができるだけではそれほど地価や賃料はあがらない。プラスの影響があるのはせいぜい徒歩2?3分圏内位であろう。駅前がみな活況を呈するわけではない。ひなびた駅前風景の「しょぼい駅」なんて沢山ある。
ポイントは新駅よりも駅前の開発。大規模分譲マンションが建設され注目される、大規模商業施設ができる等のインパクト。そこに人が来ないと不動産の相場は上がらない。駅があるから不動産が上がるのではなく、人の往来が増えるから不動産の価値が上がるというわけだ。
ただ、この新駅、駅前の計画を単体で見ているとショボイ感じがするものの、お隣のJR姫路駅の駅前再開発も合わせ考えると案外有望なんではないかと考えている。姫路駅前再開発は駅北東方向、すなわち
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