東武東上線朝霞台駅から歩いて5分。商業施設などが並ぶ一画を過ぎ、道路を渡った住宅街の2階建てのアパートの1階にコトノハコと名付けられたレンタルスペース&シェアオフィスがある。
8月にオープンしたばかりだが、訪れた日も女性たちがワークショップに集まっており、賑やか。住民層にもよるが、住宅街での新しい貸し方として注目したい。
■意外に多い、場を求める在宅ワーカー
コトノハコを立ち上げた滝澤いと氏は長らくメーカーのデザイン部門に勤務、その後に9年ほどフリーランスでデザインの仕事をしてきた。一人黙々と作業する毎日に孤独を感じ、近隣のさいたま市が開いた在宅で仕事をしている人のためのセミナーに参加、数十人という参加者数に驚いた。2014年のことである。
「さいたま市では有料、無料様々なセミナー、交流会を開いていましたが、朝霞にはそうした場がなく、地元にも集い、学び、企業の支援ができるような場が欲しいと思ったのがコトノハコを作るに至ったきっかけです」。
具体化に繋がったのは2016年秋に開かれた朝霞市のアートマルシェ。30~40代の子育て世代が
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