ソフトウェア主軸で、空間の価値を最大化するソリューション「StayX」を展開するmatsuri technologies株式会社は、2024年1、2、3月分の宿泊予約データを分析し、結果を公開した。
■調査の背景
同社は、都内を中心に日本全国でアパートメントホテルや住宅宿泊事業の物件の運営を行っている。今回の調査報告から3か月ごとに定期配信していくという。
同社の施設へのチェックイン数、ゲストへのアンケート*結果より、民泊利用の動向を公表。実際に民泊のゲストに関わるデータを公表することで、多くの人に民泊が滞在の選択肢となる。そこから業界の活性化に繋がればと同社では考えている。
■調査結果
【滞在の目的、滞在同伴者及び人数】
【平均滞在日数】
同社の施設に宿泊したゲストの国別割合は国内旅行が最も多く、地域ではアジアが約70%を占めた。また、平均の宿泊滞在日数は、2023年の同時期と同じように2月と3月では短くなる傾向があるが、滞在日数は短くなっている。そのため、近場で短期間の旅行を選択していると考えられる。
【滞在の目的、滞在同伴者及び人数】
【民泊利用する方の声】
民泊を利用しているゲストは、民泊を身近と考えている層が全体の約80%を占めており、民泊ならではの魅力があると考えられる。実際に選んだ理由を聞いてみると、価格、空間を重視するゲストが60%以上となった。
以下はゲストの声を一部抜粋したもの。滞在空間や機能については、滞在先でも家と同じように生活スタイルが崩れない過ごしやすさを求めていると分かる。
■ゲストの声
「5人家族だと中々ホテルに安い部屋がない。」
「料金面、また料理が出来る。」
「ホテルとは違い、家感を感じることができる。」
「洗濯機乾燥機キッチンがある。」
民泊は、リーズナブルに宿泊できる。旅行時に家に帰った時と同じようにリラックスして過ごせ、旅行先でも洗濯や料理などができる特色がある。2024年は、訪日客(インバウンド)や国内旅行が年始から活発なので、同社では今後の動きに注目していく考えだ。
アパートメントホテルや都市型 / 地方型の民泊運営に興味がある人は問い合わせてみては。
■StayXとは
「StayX」とは、ソフトウェアを主軸に、空間の価値を最大化するソリューション。
1つの空間をフレキシブルに変化させ、様々な用途に対応させることが可能。
例えば、2年でしか貸し出すことができなかった賃貸の物件が、1泊単位の宿泊や、1か月単位の短期賃貸で運営できる施設に生まれ変わる。
同社のソフトウェアによって、インターネットでの集客や、リアルタイムでの在庫管理、価格調整、AIを用いた清掃員管理など、ビジネスのあらゆる側面をカバーでき、無人での施設運営が可能になる。
同社では、人口減少による労働力不足をソフトウェアの力で解決し、必要な人に必要な空間を届けることで、社会インフラの新しい形を創っていくという。
健美家編集部