前回からの続きとして、入居者の自殺に伴う対応と遺族の方への損害賠償請求について紹介します。
参照:自殺遺族の方へ送った損害賠償請求の中身。入居者の自殺への対応【その2】
■ 遺族側の弁護士からの提案
遺族の方の代理人という弁護士( 以下「 遺族側の弁護士 」という )から、「 今後のやり取りに関しては当方で行います 」との連絡があった数日後、遺族側の弁護士から、自分が本件について委任をしていた弁護士事務所( 以下「 当方側の弁護士 」という )宛てに、送った通知書の損害賠償の内容について話し合いをしたいとの申し出がありました。
後日、当方側の弁護士と遺族側の弁護士で面談を行いました。ちなみに、私は弁護士に一任したので面談には行きませんでした。
面談を行った結果、遺族側の弁護士からこちら側が請求した損害賠償の内容について以下の申し出がありました。
遺族側の弁護士
「 お祓い費用3万5000円については、全額お支払いすると遺族の方は仰っています。お祓いをして供養していただき、ありがとうございますとオーナー様にもお伝えして下さいと遺族の方から言付かっています。
次に、逸失利益295万1
...この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。
健美家会員のメリット
- 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
- 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる