■ 分譲マンションの土砂崩れ被害で、管理会社の担当者が書類送検
各種報道によると 2020年2月に神奈川県逗子市で分譲マンション敷地の斜面が崩れ、直下の市道を歩いていた女子高生が土砂に巻き込まれて死亡した事故で、神奈川県警は必要な安全措置を怠ったとして、業務上過失致死の疑いで、マンション管理会社の担当者だった社員を先月、書類送検しました。
この事件については、第121話「その不動産は買ってはいけない。擁壁のリスクを知っていますか?」の最後のほうで一例として取り上げました。
この事故では、遺族がマンション管理会社の代表を業務上過失致死の疑いで、マンションの区分所有者の住民を過失致死の疑いで県警逗子署に刑事告訴し、いずれも受理されていました。
それに対し、書類送検されたのはマンション管理会社の担当者でした。その背景ですが、崩落前日にマンションの管理人が斜面上部で亀裂を発見し、管理会社の担当者に写真とともに報告していたことがあります。
書類送検の容疑は、斜面に亀裂が生じているのを前日に把握していたのに、業務上必要な安全措置を取らず、事故を引き起こした疑い、とのこと。
管理会社の担当者は、当日に県横須賀土...
各種報道によると 2020年2月に神奈川県逗子市で分譲マンション敷地の斜面が崩れ、直下の市道を歩いていた女子高生が土砂に巻き込まれて死亡した事故で、神奈川県警は必要な安全措置を怠ったとして、業務上過失致死の疑いで、マンション管理会社の担当者だった社員を先月、書類送検しました。
この事件については、第121話「その不動産は買ってはいけない。擁壁のリスクを知っていますか?」の最後のほうで一例として取り上げました。
この事故では、遺族がマンション管理会社の代表を業務上過失致死の疑いで、マンションの区分所有者の住民を過失致死の疑いで県警逗子署に刑事告訴し、いずれも受理されていました。
それに対し、書類送検されたのはマンション管理会社の担当者でした。その背景ですが、崩落前日にマンションの管理人が斜面上部で亀裂を発見し、管理会社の担当者に写真とともに報告していたことがあります。
書類送検の容疑は、斜面に亀裂が生じているのを前日に把握していたのに、業務上必要な安全措置を取らず、事故を引き起こした疑い、とのこと。
管理会社の担当者は、当日に県横須賀土...
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