前回の続きです。
リーマンショック当時は家賃債務保証会社の利用も今ほど多くありませんでした。しかし、実はリーマンショックの影響で家賃滞納が増える前から、管理業界には大きな事件が起こっていました。
2008年9月に家賃債務保証会社最大手だったリプラスが、不動産市況の悪化が原因で倒産してしまったのです。倒産の数ヶ月前から管理会社への収納代行分の家賃支払いが遅れ、業界的に大きなニュースになっていました。
危機を感じた管理会社の中には、入居者へ連絡して口座を残高不足にしてもらい、家賃が引き落としされないようにした上で、管理会社の口座に直接振り込んでもらうなどの措置を行なっていたところもありました。
今思い出しても異常な状態で、管理会社からの電話を受けた入居者さんも驚いたことと思います。倒産後には連帯保証人が立てられる人には立ててもらいましたが、全員がそうできるわけもなく、結果として保証会社も保証人も無しの賃貸借契約が大量発生してしまいました。
その後、リーマンショックの影響で景気が悪化するにつれて家賃滞納が増え、それを原因として経営が悪化し、事業をやめる家賃債務保証会社が出てきました。家賃債務保証契約を...
リーマンショック当時は家賃債務保証会社の利用も今ほど多くありませんでした。しかし、実はリーマンショックの影響で家賃滞納が増える前から、管理業界には大きな事件が起こっていました。
2008年9月に家賃債務保証会社最大手だったリプラスが、不動産市況の悪化が原因で倒産してしまったのです。倒産の数ヶ月前から管理会社への収納代行分の家賃支払いが遅れ、業界的に大きなニュースになっていました。
危機を感じた管理会社の中には、入居者へ連絡して口座を残高不足にしてもらい、家賃が引き落としされないようにした上で、管理会社の口座に直接振り込んでもらうなどの措置を行なっていたところもありました。
今思い出しても異常な状態で、管理会社からの電話を受けた入居者さんも驚いたことと思います。倒産後には連帯保証人が立てられる人には立ててもらいましたが、全員がそうできるわけもなく、結果として保証会社も保証人も無しの賃貸借契約が大量発生してしまいました。
その後、リーマンショックの影響で景気が悪化するにつれて家賃滞納が増え、それを原因として経営が悪化し、事業をやめる家賃債務保証会社が出てきました。家賃債務保証契約を...
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