前回のコラムで書ききれなかったスペインのアントニオ・ガウディの続きになります。ガウディが手がけて100年以上前に作られた集合住宅カサ・ミラ邸も、建築好きの不動産投資家なら一度は見ておきたい建物です。
この建物もサグラダ・ファミリアと共にユネストの世界遺産に登録されたバルセロナの観光資源の一つですが、単に建物としての造形だけでなく、歴史的にも芸術的観点からも今後もサグラダ・ファミリアと共に愛され続けるガウディの遺産でしょう。
この建物には賃貸住宅部分があります。建築竣工時は家賃が超高額で不人気だったため、3世代にわたり家賃を値上げしないことを条件に募集したそうです。現在も月額1,200ユーロで(日本円で20万弱)で住んでいる人がいるようです。
2階は最初の持ち主ミラさんの住居エリアだったものが、現在は多目的ホールになっています。屋根裏部屋(ここも素晴らしいです)の下のフロアに設置された、当時を再現したリビング、キッチン、ベットルーム、キッズルーム、バストイレなどが見どころになるかと思います。
100年以上前に全室にスチームセントラル暖房が設置されていて、当時からバスル
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