2024年最初の大家対談は、川村龍平さんと岡元公夫さんの、元メガバンカーお二人による対談です。元銀行員ならではの目線で日本の金融が抱える問題を指摘しながら、不動産投資家の現状と2024年の展望についてお話しいただきます。
岡元公夫さん
川村さんと健美家で対談させていただくのは、5年ぶりになりますね。今日はよろしくお願いします。
川村龍平さん
あの対談はコロナ前でしたからね、こちらこそよろしくお願いします。
参照→フルローン・低金利時代は終焉へ。「頭金3割」が求められる近未来に起こること。
今回は今の日本の金融が抱える問題に不動産をリンクさせながら、年始ということもありますので、不動産投資家の現状と今後の展望について、岡元さんとお話しできればと思っています。
■自覚をもって不動産経営にあたらないと弱い大家になる
川村龍平さん
まず日本の金融政策というのは、動きが鈍いですよね。欧米は、機動的にちゃんと金利を上げるときは上げる、金利を下げるときは下げるでしょう。
岡元公夫さん
確かに、日本というのは変に本来なら市場から退出すべき企業を助け
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