1.長期か短期かで変わる税率
ここ数年、不動産価格があがってきていることから、所有している物件の売却を検討される方が多いようです。
個人所有物件の売却の相談を受けていると、所有期間が5年を過ぎたもの、つまり、長期譲渡に該当するものの中で売却を検討される方がほとんどです。
個人の不動産の譲渡にかかる税金は、値上がり益( 譲渡所得 )に対して課税されます。売却する物件の所有期間によって課税させる税率が異なるのです。
※計算式などは、過去のコラム参照ください。
第12話:売却する前に知っておきたい譲渡税の節税方法
短期譲渡とは、譲渡する年の1月1日時点で「 5年以下 」の所有で、税率は39.63%( 所得税・復興特別所得税30.63%、住民税9% )です。
長期譲渡とは、譲渡する年の1月1日時点で「 5年超 」の所有で、税率は20.315%( 所得税・復興特別所得税15.315%、住民税5% )です。
5年を超えるか超えないかで、税率が倍も変わります。利益の約40%が税金で持って行かれると考えると、長期譲渡まで待って、売却した方がよいと考えるのも無理はないかと思います。
2.売却した場合の手残り計算
しかし、...
ここ数年、不動産価格があがってきていることから、所有している物件の売却を検討される方が多いようです。
個人所有物件の売却の相談を受けていると、所有期間が5年を過ぎたもの、つまり、長期譲渡に該当するものの中で売却を検討される方がほとんどです。
個人の不動産の譲渡にかかる税金は、値上がり益( 譲渡所得 )に対して課税されます。売却する物件の所有期間によって課税させる税率が異なるのです。
※計算式などは、過去のコラム参照ください。
第12話:売却する前に知っておきたい譲渡税の節税方法
短期譲渡とは、譲渡する年の1月1日時点で「 5年以下 」の所有で、税率は39.63%( 所得税・復興特別所得税30.63%、住民税9% )です。
長期譲渡とは、譲渡する年の1月1日時点で「 5年超 」の所有で、税率は20.315%( 所得税・復興特別所得税15.315%、住民税5% )です。
5年を超えるか超えないかで、税率が倍も変わります。利益の約40%が税金で持って行かれると考えると、長期譲渡まで待って、売却した方がよいと考えるのも無理はないかと思います。
2.売却した場合の手残り計算
しかし、...
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