東京都内在住で、大手企業に勤めながら不動産投資歴がおよそ30年という、小林孝雄氏(仮名/55歳)。これまでに、一棟アパート、一棟マンション、貸しビルや区分を売買していて、いまでは3サイクル目(1サイクル=約10年)に入るほどだという。
そんな小林に「前回(3月1日掲載)」は、「区分マンションの買い方」について詳しく話してもらった。今回は「賢い持ち方、売り方」についての話を聞いてみよう。
家賃や資産価値を下げない区分マンションの持ち方とは?
いざ、区分マンションを買ったとして、ついつい気になるのは自分の部屋(持ち分)だけ。共用部は気にしないというオーナーは少なくない。毎月の家賃さえ入ってくれば問題なく、管理組合にも積極的に関わらないという人もいるだろう。
一方、不動産には経年劣化があり、古くなればなるほど価値は軽減する傾向にある。高く買った物件であっても入居者が変わるタイミングで家賃の引き下げを迫られたり、売却時も安く買いたたかれるといったこともあるようだ。
これを「仕方がない」と諦める大家もいるだろうが、小林氏の場合はいくつかの工夫を凝らすことで価値の棄損を防いでいる。
「その一つが、マンションの
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