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東京・多摩都市モノレール町田線延伸計画の早期実現に向け署名活動!町田のさらなる活性化に期待

都市計画・再開発(地域情報)/東京 ニュース

2022/07/17 配信

2022年6月27日、多摩都市モノレール株式会社は2021年度決算の中で、年間乗車人員が延べ約3,846万7千人(前期比 18.5%増)、一日平均乗車人員は約10万5千人と発表した。

コロナ前の2019年度における一日平均乗車人員の約14万3千人に比べると未だ回復途上であるものの、コロナの影響を大きく受けた2020年度からは持ち直しが見られる状況である。

現在の多摩都市モノレールは、東京都大和市の上北台駅からJR立川駅を経由して東京都多摩市の多摩センター駅までの16.0kmを結んでおり、沿線には中央大学や帝京大学、明星大学などの大学や多摩動物公園、サンリオピューロランドなどの観光スポット、IKEAやららぽーとなどの商業施設などもあり、地域の足としての重要な役割を担っている。

以前より、更なる利便性の向上を図るため多摩センター駅からJR町田駅までの延伸計画が検討されており、2021年12月27日に開催された『第4回多摩都市モノレール町田方面延伸ルート検討委員会』では、多摩センターからJR町田駅までの多摩都市モノレール町田方面延伸ルートが選定された。

しかし、延伸ルートが選定されたものの、実際の開通までは沿線道路の買収などを行わなければならず、今後、相応の工事期間が必要となることが見込まれている。

そこで、地域住民及び通勤、通学で訪れる市民の強い要望である“町田駅までの早期開通”を実現するため、20万人署名活動を開始した。

町田商工会議所
町田商工会議所
多摩都市モノレール早期開通に向けた20万人署名活動
多摩都市モノレール早期開通に向けた20万人署名活動

この署名活動が延伸計画にどのような影響があるのか、町田商工会議所都市整備まちづくり委員会の江成委員長にインタビューした。

● 開通までにはどのくらいの時間がかかりそうでしょうか。

→ 町田市長は2032年の開通に向けて整備を進めていくと述べております。1日でも早く町田駅までの開通に向けて署名活動等を行っております。すでに多摩都市モノレール導入空間となる道路整備は着実に進んでいて、20243月までには既存道路(木曽団地付近)から町田市民病院までは道路が開通する見込みになっています。

● 延伸ルートは2案ありましたが、距離があるルートを選ばれた理由はどのように考えますか?

→ 今回選定されたルートでは、沿線にJリーグ(J2)に所属するFC町田ゼルビアの本拠地である町田GIONスタジアムや陸上競技場、日大三高や野津田高校、桜美林高校・大学など多くの施設がありますので、かなりの経済効果も見込まれるのではないかと期待しています。

特に現在の町田GIONスタジアムはアクセスがあまり良くなく、サッカー少年が応援に行きたくても、なかなか行けない状況にあると聞いています。現在は地元のバス会社と提携して周辺駅まで直行バスを運行していますが、日によっては1時間以上もかかることもあるそうです。

また、通学のためのバスなども渋滞により通学に苦労している学生も多くいると聞いています。このような未来を担う子供たちや、学生の利便性を高めるためにも、早期の開通を実現したいと考えています。

● 経済効果はどれぐらいと想定されますか。

→ 多摩都市モノレールが開通すると、交通渋滞の緩和が大幅に予想されます。さらに、モノレールと一体となって駅周辺の道路事情も改善されますので、自家用車の中心地までのアクセスが容易になります。

そして、駅周辺だけではなく、拡幅される道路周辺も容積率・建蔽率の緩和が期待でき、ロードサイドに様々な施設の建設も期待できます。加えて、町田GIONスタジアムなど既存施設へのアクセス改善による施設の活性化、また町田駅周辺の賑わいの増加も予想されるため、大きな経済効果が見込まれています。

● 署名活動が早期開通のためにどの様な力になるのでしょうか。

→ この度、多摩都市モノレール町田延伸については、町田の将来の発展のためにも、オール町田で進めていくべきと考えます。また、署名活動は日頃町田の未来に声を挙げる機会のない子供たちのためにも必要であると考えています。

将来、大人になって多摩都市モノレールを活用(利用)するのは今の子供たちです。多くの子供たちの声も「署名」という形で挙げることで、大人になっても町田に愛着を持ち、街に関心を持ち続けてくれるのではないかと期待しています。

● 江成委員長が考える町田の良さとは何でしょうか。

→ 綺麗な町と賑わう町というのは別物だと私は思います。町田の良さは路地が多く、今昔が混在している珍しい地域ではないかと思います。昔から周辺地域の子供達から大人まで集まる街が町田です。

● 今回の署名活動について、市民の皆さんにお伝えしたいことがあれば一言頂けますでしょうか。

→ 今回の延伸計画にはオール町田で対応する必要があると考えております。また、町田市だけではなく、多摩都市モノレール沿線の自治体にも良い影響を与えると考えています。未来を担う子供たちのためにも、今回の多摩都市モノレール延伸計画の早期実現を自分ごととして捉えて頂きたいと思います。

また、今回の署名運動は、町田市以外の方でも参加でき、住所は町名まででも可となっていることから、町田市民以外の方にも是非、ご参加をお願いしたいです。

江成委員長と町田商工会議所三掘主任
江成委員長と町田商工会議所三掘主任

今回のインタビューを通じ、成熟した街だと思っていた町田市がまだまだ成長途上であることを強く感じた。
特に現段階では開発が不十分であった多摩都市モノレール新駅周辺などは、今後大きく発展することが見込まれ、投資家目線でも楽しみな地域の一つであると言えるのではなかろうか。

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執筆:秋元 美信(あきもと よしのぶ)

■主な経歴

1995年㈱日本長期信用銀行(現㈱新生銀行)入行。その後、系統金融機関へ転職し現在に至る。兼業で経営コンサルティング事業を営んでいる。
趣味は不動産物件検索と街歩き。
約30年にわたる金融機関での経験をもとに、不動産投資業に関する金融事情などの情報を中心に情報発信していく。
中小企業診断士、2級ファイナンシャルプランニング技能士
2wayコンサルティング 代表

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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