先日、家財整理業者さんの団体が主催する居住支援セミナーに行ってきた。後援は福岡県・福岡市・北九州市・公益財団法人日本賃貸住宅管理協会だ。
セミナーは4部構成で、1部は県の取り組み、2部は市の居住支援協議会の取り組み、3部が私の「高齢者のリスクヘッジ」、4部が遺品整理業者さんのお話だった。
遺品整理業者さんのお話は衝撃的だった。高齢者が亡くなった後の遺品を整理する現場では、結構な額の現金が出てくることが多いという。また、家具などはリユースすることで価値を生み出だすことができ、それにより残置物処理費用を下げることも可能という。
「必要なものは確認したので、残りの物は全部捨ててください」と言われたものでも、結構高値で売れるものがあったり、多額の現金が出て来ることもあるという。
こういった業者さんと連携すれば、高齢者のリスクを減らせるのではないかと考えた。
■増えてきた孤独死のリスクヘッジの方法
「高齢者は、孤独死や亡くなった後の契約の解除や残置物処理が心配」と考える人は多いだろう。
しかし、孤独死は50~64才の「まだ高齢者でない男性」も多い。こういう人に「見守りシステムを導入したい」と言っても、快く受け
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