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競売物件の占有者

藤山勇司さん_画像 藤山勇司さん 第5話 著者のプロフィールを見る

2009/4/14 掲載

競売物件の一般的印象って、どんなものでしょう?

「 そうねぇ、一言で言えばキケン?素人が手を出すものではないって感じかなぁ… 」

なるほど … では、どうしてキケンと思われるのでしょうか?

「 よく知らないけど、危ない人が居るって言うじゃない 」

では、どうして素人が …

「 うるさいわねぇ。私には関係ないわよ。ほっといてよ! 」

法律が整備され、買受人の権利が格段に強くなったとはいえ、一般の方々の受け取り方は左程変化がないのが実情です。ただし、風評に流されてはなりません。強固な財務基盤を作り上げるには、現実を分析し、行動しなければならないのです。

ご存知かどうか分かりませんが、昔の競売は酷いもの、まるで 「 その道の人達 」 の巣窟でした。現在の期間入札のように、一定期間内に入札するスタイルではなく、オークション会場のように、入札と開札が同時に行われていました。入札会場は狭い部屋。居座る輩は、一見してその筋の人。入札者は挙手して入札金額を口頭で執行官に告げる必要があったのです。

藤山勇司

仮に、一般人が入札しようとすると …
「 勇気があるねぇ、どこの若い衆だい? 」

押し殺した低い声が背後から襲ってきま

...

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プロフィール

■ 藤山勇司さん

不動産競売格付センター981.jp

サラリーマン家庭の三男として生まれる。

大学卒業後、商社へ入社。在職中からサラリーマンとの兼業 「 大家さん 」 に挑戦。勤めていた会社が突如倒産し、失業。

その後、専業 「 大家さん 」 に転身。 現在はアパート・マンション 87戸、駐車場などのオーナー。

総資産 4億 7千万円強、毎月の不動産収入は 350万円を超え、今もなおその資産は増え続けている。

【 著書一例 】

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