■賃貸というマーケットの可能性
年始ということで、改めて「外国人×外国人への住まい貸し(≒賃貸)」という市場についての可能性について考えてみたいと思います。
私が外国人の方にお部屋を貸す仕事を初めてから、約10年が経過しました。そして、このコラムを連載し始めたのが、2022年8月です。ちなみに、外国人専門の保証会社、グローバルトラストネットワークス社が外国人専門の家賃保証サービスを開始したのは、2006年です。
マーケッターの神田昌典さんが提唱している市場の盛衰を予想する考え方で「S字カーブ理論」というものがあります。Sカーブ理論では、ある製品・サービスの市場を導入期、成長期、成熟期、衰退期の4つの曲面で考えます。
そして導入期が3年だとすれば、残りの成長期、成熟期、衰退期も同じ年数(この場合は3年)で市場が移り変わっていくので、その局面に応じた取り組みをすることを推奨しています。
2006年~私が連載を初めた2022年が、不動産投資家を中心とする方々の部屋貸しの導入期だとして、2022年以降がようやく成長期に乗ったという感覚です。
(円安や給与安で、日本が外国人にとって働きやす
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