本物の富裕層はなぜ日本の金融機関の資産運用部門を信用しないか

表向きには 「 顧客第一 」 「 お客様のために 」 「 共に歩むパートナーとして 」
などとかなりの奇麗事を言っていますが、長年つきあっていて日本の金融業界ほど
表向きの顔と本音の裏向きの顔の差が激しいところは無いのではないかと思います。

また欧米に比べ日本の金融機関は20年ぐらい遅れている業界といわれて久しく、
また特に富裕層向けのサービスでは相変わらず、自分で自分の首を絞めている
ようなことを繰り返しています。

学生時代、経済関係のゼミに入った私は、同ゼミ友人の8割以上が卒業時には
金融業界へ就職して行きました。 そして現在は金融機関へ就職した友人・知人らの
「 本音トーク 」 や、仕事柄、日本国内銀行のプライベートバンキングと呼ばれる
富裕層向け金融サービスに従事されている方々とお話しする機会が多々あるので
すが、その 「 生の声 」 からも、両者とも、現在のビジネスモデルのあり方や その元
となる日本の金融制度や法律に対する 「 ぼやき 」 をこぼしています。

さて、今回のコラムでは、そのような話の中から焦点を絞って、
「本物の富裕層はなぜ日本の銀行や証券会社を信用しないか。」
そしてその対策としてどの...