自殺があった部屋は、リフォームをして家賃を3割安くしてもなかなか申し込みが入りませんでした。次の作戦を立てるために、久しぶりに空室を見に行くことにしました。
すると、大きなミスに気が付きました。風呂場とトイレの清掃がされていなかったのです。風呂の排水口には前入居者の髪の毛が大量に残っており、トイレも黒ずみがついていました。この状態では100%埋まらないのは明らかでした。
後日、管理会社に清掃できていなかったことをお伝えしたところ、なんと私が清掃を依頼していなかったことが判明。
なぜ、このような大きなミスに気がつかなかったのかというと、自殺発生時、激務サラリーマンだったことから、自殺物件に真正面から向き合うことを避け、その後も気が進まない状態が続いていたためです。
また、家賃を3割下げた事で、自分の中で他の家賃が高い物件の方の優先順位が上回っていました。そのため、リフォームが終わってからも部屋の中を確認するまでに至っていなかったのです。
■ ミスから本腰を入れる
そのミスが明らかになったのは、サラリーマンを辞めてFIREした後でした。ですので客付けに全力を注ぐことにしました...
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