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度を越して長い「S」ルームの正体

森岡友樹さん_画像 第15話

ネットを徘徊して間取り図を集めること十数年。

すでに1万枚にのぼるであろう
間取り図コレクションの中から、
厳選した間取り図を取り上げながら、 少しだけ解説を加えつつ、
( 掲載が健美家さんだけに )
少しだけ大家さんの立場も考えつつ、
妄想を膨らませて一緒に楽しめる連載に出来ればと思います。

さて今回の間取り図のテーマは

物件を見ていると、そこにそのサイズのそれが?
そこにその形のそれが? と思う事もままあります。

結果的にそこにそれを持っていくしかなかった、
あまったそこを、せっかくだからそう使おうと思ったのか?
いろいろな経緯は有ると思います。

しかし、結果だけ見ると、
かなりユニークな事がありえます。
今回はそこを少しだけご紹介できればと思います。





度を超して長い「 S 」。

略して「 ドS 」。


ひょっと8mくらいあるのでは? という長さのS。
随分と長いSですね。そして細い。

通常、間取り図に書かれる「 S 」は
サービスルームだったりストックルーム、
ストレイジ、収納、などなどの場合が多いのですが、
総じて収納寄りのスペースだということです。

ということで、このスペースも恐らく
収納寄りのスペースだろうと思われます。
「 押入 」とデザインが同じですしね。

しかし、これだけ書くスペースあるのだから、
ストックルームとか、ストレイジとか書けばいいのにね、
と思ってしまうのですが…
これも不動産業界の謎の慣習ですよね。

さぁこの細長いS、何をしまえば良いのでしょう?
奥行き8m幅1m弱程度でしょうか?

このサイズ感が役にたちそうな、日常では使わず
普段は収納しておく必要があるものと言えば…

応援団旗くらいですかね?
どこの御家庭にでもありますものね、応援団旗。

さて、この収納であろうSが出来た理由を
少し考えてみたんですよね。

きっとこの建物、もともと一階と二階が全体的に一つの物件で、
一階にお店と座敷とお風呂とトイレとキッチンが
有ったのではないでしょうかね。

それが一階のお店を辞めて、
一階だけで暮らせるようになったので、
二階の廊下にキッチンを。
二階のベランダにトイレとお風呂、
それからお風呂前に脱衣所的な部屋を増設。
一階と二階を仕切る改築をして、
一階二階をべつべつの物件にしたんでしょうね。

それで仕切る時に、1階の廊下部分が多分どっちつかず、
というか、どっちにつけても不思議な形になってしまい、
それじゃぁってことでえいやーっと
二階につける事にしたんでしょう。

大家さんからすると、綺麗に片付けられて良かった!
ということになり、二階の店子からすると
不思議な収納的なスペースがくっついて来ることになった。

このドSの出来上がりは
こういう流れではないでしょうかね?!



ってことは、この部屋シェアルーム?
〔イラスト:牛木匡憲(うしきまさのり)〕



さて、こんな感じで次回以降も続きます。
もし、この物件はどうなんだ?とか

この物件を読み解いて欲しいというご希望などありましたら、
お知らせください。

森岡友樹

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健美家不動産投資コラム

プロフィール

■ 森岡友樹(もりおかともき)さん

森岡友樹

プランナー/マドリスト

■ 経歴

大学在学中に村上隆に見初められ 10 代でアーティストデビュー。

国内外で個展、グループ展参加。受賞歴少々。

独立後、主にプランニングの仕事をする傍ら不動産領域での活動も開始。

面白い間取り図を皆で眺めて楽しむ「間取り図ナイト」は全国で延べ 50 回以上開催し、ほぼ毎回完売の人気イベント。

現在は『間取り図ナイト最終回ツアー』と題したイベントを引っさげ、全国 47 都道府県を巡回中。

2016年、物件ファン編集長に就任。

■ 著書


「間取り図大好き!」


※ この連載に登場する間取り図は、実在する間取り図を参考に、本連載用に改めて製作をしたものです。

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