外から見えないアパートの大事なところ～新築現場で学ぶ木造軸組構法～

中古物件を買うときに、建物についての知識がある人とない人とでは、購入する時の判断基準が変わってきます。特に築古の安い物件を買うような場合は、建物についての知識がないと、本当に買って大丈夫だろうかと不安になるものです。

どうにもならない物件を買ってから後悔しても後の祭り。建物についての知識は、不動産投資家の身を助けるといえるでしょう。

今日は、最近の木造在来軸組構法の建築現場の写真を見ていただき、工事の流れや工法の参考にしていただこうかと思います。今回は基礎と土台の工事です。

下は、敷地に縄を張って建物の位置を確認する縄張りの様子です。思っていたより隣地に近いとか、道路との位置関係が悪いなど、図面ではわからなかったことが発見できることが多々あります。この段階でクライアントも確認した方がいいでしょう。建物位置をずらすのは簡単です。



下の写真は、基礎工事前に撮ったものです。建物の周囲に水杭（ みずぐい ）という棒を打ち込んで、その棒にレーザーを水平に照射してマーク。その後に水貫（ みずぬき ）と呼ばれる薄くて長い板をマークの下ちょうどに打ち付けます。これで水貫の上端が水平になります。遣り方（やりかた...