世田谷では地下室を作るべき？

浸水の話で地下室が出たので、今回は地下室のお話をしようと思います。

世田谷の某駅10分の場所に、RC造の住宅を設計したことがあります。川からは坂を上りきった位置にあって、浸水の恐れはまず無い場所です。また地下水位が低い（ 深い ）ということもわかりました。

土地が狭く、容積率の低い場所だったので、地下室を作ることにしました。世田谷で駅徒歩圏、という地価の高い場所ならではの設計です。地上が木造でも地下はRC造となりますし、水対策も必要となるので、地下室を作るコストは地上の倍近くかかってしまいます。

土地30坪で容積率100％の場合、床面積（ 延べ面積 ）の合計はギリギリで30坪となります。2階建ての場合、1階15坪、2階15坪、計30坪で法定ギリギリとなります。その場合でも、地下15坪を追加で作ることができます。2階建てで容積が目いっぱいの場合、地下を作ることで、30坪を45坪まで増やすことができます。





床面積の合計（ 地下室＋1階＋2階＋… ）の1/3までは、地下室の面積は入れなくてOKです。地下を入れずに計算するためには、住宅の用途であること、地下の天井の高さが地面よりも1m以下であること、...