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銀行の担保評価見直しで築古建物の価値がアップする?!

長嶋修さん_画像 長嶋修さん 第131話 著者のプロフィールを見る

2014/1/21 掲載

「 20-26年でゼロとされてきた住宅( 建物 )の価値を見直そう 」といった議論が始まっています。

築年数が経過しても、しかるべき建物について一定の価格づけが行われるためにはどうしたらよいか、といった議論はこれまで何度も行われてきたのですが、そのポイントは何より「 融資 」にあるとして、主に金融機関による担保評価について見直そうということです。

具体的には、2通りの手法が検討されています。

一つ目は「 リフォームや修繕を行うことで、建物価格が上昇する 」という考え方です【 図1 】。新築時から時間の経過により建物の価値は徐々に減じていくものの、再投資に応じた建物評価をしようということです。

これまではリフォームなどを行っても、それが具体的にどのくらい建物の価値を高めたのか不明なため評価の仕様がなかったのですが、とりあえずは「 原価法 」を利用して、評価に上乗せしようということなのです。



「 原価法 」とは、かんたんにいえば、たとえば100万円の工事を行えば+100万円の価値UPとなるということです。実際には、投資額と価値アップの額は必ずしも比例しませんが、とりあえずは何も評価の土台がない現時点...

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プロフィール

長嶋修さん

長嶋修さんながしまおさむ

不動産コンサルタント
さくら事務所 会長

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経歴
  • 不動産デベロッパーで支店長として幅広く不動産売買業務全般を経験後、1999年に業界初の個人向け不動産コンサルティング会社である、不動産の達人 株式会社さくら事務所を設立、現会長。

    以降、様々な活動を通して“第三者性を堅持した個人向け不動産コンサルタント”第一人者としての地位を築く。国土交通省・経済産業省などの委員も歴任。

    2008年4月、ホームインスペクション(住宅診断)の普及・公認資格制度をめざし、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会を設立、初代理事長に就任。

    また、TV等メディア出演 、講演、出版・執筆活動等でも活躍中。

    現在、「東洋経済オンライン」、「Forbes JAPAN WEB」等で連載コラムを執筆中。業界・政策提言や社会問題全般にも言及。

    主な著書に、『空き家が蝕む日本』(ポプラ社)、『不動産格差』(日本経済新聞社)、『5年後に笑う不動産』(ビジネス社)等。

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