「 20-26年でゼロとされてきた住宅( 建物 )の価値を見直そう 」といった議論が始まっています。
築年数が経過しても、しかるべき建物について一定の価格づけが行われるためにはどうしたらよいか、といった議論はこれまで何度も行われてきたのですが、そのポイントは何より「 融資 」にあるとして、主に金融機関による担保評価について見直そうということです。
具体的には、2通りの手法が検討されています。
一つ目は「 リフォームや修繕を行うことで、建物価格が上昇する 」という考え方です【 図1 】。新築時から時間の経過により建物の価値は徐々に減じていくものの、再投資に応じた建物評価をしようということです。
これまではリフォームなどを行っても、それが具体的にどのくらい建物の価値を高めたのか不明なため評価の仕様がなかったのですが、とりあえずは「 原価法 」を利用して、評価に上乗せしようということなのです。
「 原価法 」とは、かんたんにいえば、たとえば100万円の工事を行えば+100万円の価値UPとなるということです。実際には、投資額と価値アップの額は必ずしも比例しませんが、とりあえずは何も評価の土台がない現時点...
築年数が経過しても、しかるべき建物について一定の価格づけが行われるためにはどうしたらよいか、といった議論はこれまで何度も行われてきたのですが、そのポイントは何より「 融資 」にあるとして、主に金融機関による担保評価について見直そうということです。
具体的には、2通りの手法が検討されています。
一つ目は「 リフォームや修繕を行うことで、建物価格が上昇する 」という考え方です【 図1 】。新築時から時間の経過により建物の価値は徐々に減じていくものの、再投資に応じた建物評価をしようということです。
これまではリフォームなどを行っても、それが具体的にどのくらい建物の価値を高めたのか不明なため評価の仕様がなかったのですが、とりあえずは「 原価法 」を利用して、評価に上乗せしようということなのです。
「 原価法 」とは、かんたんにいえば、たとえば100万円の工事を行えば+100万円の価値UPとなるということです。実際には、投資額と価値アップの額は必ずしも比例しませんが、とりあえずは何も評価の土台がない現時点...
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