今回は、不動産投資とは直接関係のないお話ですが、長期的な市場の方向性を考えるヒントとしてご参考になれば幸いです。
先日、小谷真生子さんがメインキャスターを務める、日経プラス10( BSジャパン )に出演、空き家問題やホームインスペクション( 住宅診断 )の重要性、また住宅政策の改革案などについてお話をさせていただきました。
こうした機会をいただくたびに思うのは「時間が足りない」ということです。本当は、不動産・住宅市場と、金融、経済、生活、文化などのあらゆるジャンルを結びつけた大枠からお話をしたいのですが、特にTVやラジオなどでは絶対的な時間の制約があります。
例えば「 住宅省エネ 」といったトピック一つとっても、これは「 エコ 」「 地球にやさしい 」といった情緒的な話ではなく、経済・外交・防衛戦略といった文脈から必要な方向性なのだということを訴えたいなと思っています。
2011年の東日本大震災以降、日本は貿易赤字が常態化しましたが、その理由は「 原発がストップし、化石燃料を輸入しているため 」。原発再稼働の是非はともかく、この状況は持続可能ではありませんので、国として、エネルギーの自給率をい...
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