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大規模修繕工事に潜む大きなリスク。不適切コンサルに要注意!

長嶋修さん_画像 長嶋修さん 第216話 著者のプロフィールを見る

2019/10/18 掲載

都内の某マンションは築24年。計画通り2度目の大規模修繕を行うにあたり、管理会社に見積もりを依頼。すると3社が、組合保有の修繕積立金額とほぼ同額の、3億5,000万円の工事代金を提示した。

「 積立金のすべてを、今回の工事で使いはたそうとしているのではないか 」と不審に思った理事会が不信感を持ち、別途で見積もりを取ったところ、半額程度の1億8,000万円で収まることがわかった。

横浜市のとあるマンションでは、管理会社経由で3社に大規模修繕の見積もりを依頼したところ、工事会社A・Bは約5.5億円、Cは4.5億円を提示。しかし、不自然な見積額のそろい方や、コトの進め方に疑問を持った修繕委員会や理事会が、さくら事務所に見積もりを依頼。

その後、さくら事務所主導が見積もりのコンペを行ったところ、大規模修繕は3.8億円で済むことに。そのまま工事を依頼していたら、虎の子の7,000万円を失うところでした。

■ 管理会社の出す工事見積は高すぎないか?

これまで多くのマンションでは、管理会社が提出した工事見積を鵜呑みにして大規模修繕を進めてきました。しかし、この工事費は高すぎるということを多くのマンションが気づ...

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プロフィール

長嶋修さん

長嶋修さんながしまおさむ

不動産コンサルタント
さくら事務所 会長

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経歴
  • 不動産デベロッパーで支店長として幅広く不動産売買業務全般を経験後、1999年に業界初の個人向け不動産コンサルティング会社である、不動産の達人 株式会社さくら事務所を設立、現会長。

    以降、様々な活動を通して“第三者性を堅持した個人向け不動産コンサルタント”第一人者としての地位を築く。国土交通省・経済産業省などの委員も歴任。

    2008年4月、ホームインスペクション(住宅診断)の普及・公認資格制度をめざし、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会を設立、初代理事長に就任。

    また、TV等メディア出演 、講演、出版・執筆活動等でも活躍中。

    現在、「東洋経済オンライン」、「Forbes JAPAN WEB」等で連載コラムを執筆中。業界・政策提言や社会問題全般にも言及。

    主な著書に、『空き家が蝕む日本』(ポプラ社)、『不動産格差』(日本経済新聞社)、『5年後に笑う不動産』(ビジネス社)等。

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