総務省によれば7月の消費者物価指数( CPI )は生鮮食品を除く総合で0.2%低下。マイナスは12カ月連続と、政府のインフレ目標には程遠いデフレ感が漂います。デフレと言えばものやサービスの価値が低下するわけですから相対的に現金が強く、借金は重みを増します。
しかし現在、これは額面通りに受け取れないだろうと思います。というのも、このところ実質的な「 お金の価値 」がだだ下がりだから。「 えー! 1万円はいつだって1万円でしょう? 」と思いがちですが、その価値は常に変動しています。
2008年のリーマンショック以降、日米欧の中央銀行合わせ1500兆円超も資産を膨らませた結果、円やドル・ユーロといった、いわゆるペーパーマネーの価値は大幅に希薄化、それだけ1万円あたりの価値は低下したということ。
大家さんが毎月受け取っている100万円の家賃の価値もこのところ日に日に低下しているわけです。同時に、不動産を買ったときの借金の重みも低下しています。また株や不動産・ゴールドなどの実物資産との相対比較でも実質的な価値は下落しているということがいえるでしょう。
■ 日本経済がしばらくはクラッシュしない理由
中央銀行...
しかし現在、これは額面通りに受け取れないだろうと思います。というのも、このところ実質的な「 お金の価値 」がだだ下がりだから。「 えー! 1万円はいつだって1万円でしょう? 」と思いがちですが、その価値は常に変動しています。
2008年のリーマンショック以降、日米欧の中央銀行合わせ1500兆円超も資産を膨らませた結果、円やドル・ユーロといった、いわゆるペーパーマネーの価値は大幅に希薄化、それだけ1万円あたりの価値は低下したということ。
大家さんが毎月受け取っている100万円の家賃の価値もこのところ日に日に低下しているわけです。同時に、不動産を買ったときの借金の重みも低下しています。また株や不動産・ゴールドなどの実物資産との相対比較でも実質的な価値は下落しているということがいえるでしょう。
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