2021年10月の首都圏新築マンション発売の平均価格は6,750万円と、1990年バブル期を超え過去最高となったことが話題となりました。しかし、その中身を見るとずいぶんと差があり、神奈川5,101万円、埼玉4,698万円、千葉4,288万円に対し、東京23区は8,455万円です。
しかもこの価格は平均ですからワンルームマンションなどの狭小でグロス( 総額 )の小さいものも含みます。都心3区あたりに限っていえば、3LDKタイプのマンションだと軽く1億円超えが当たり前の世界です。
また「 バブル期超え 」というと聞こえはいいものの、2020年の新築マンション発売総額はおよそ1.6兆円。過去最高だった2001年の約3.6兆円から半分以下となっており、市場全体としては大きくそのパイを減らしてきました。
新築マンション市場は、実は「 構造不況業種 」なのです。昨今の分譲立地は「 都心・大都市部 」「 駅前・駅近・駅直結 」「 大規模 」「 タワー 」といったワードに代表されるものが圧倒的主流を占め「 都心・都市部から遠い 」「 駅から遠い 」といったものが姿を消しています。
つまり、値の張る物件が主流と...
しかもこの価格は平均ですからワンルームマンションなどの狭小でグロス( 総額 )の小さいものも含みます。都心3区あたりに限っていえば、3LDKタイプのマンションだと軽く1億円超えが当たり前の世界です。
また「 バブル期超え 」というと聞こえはいいものの、2020年の新築マンション発売総額はおよそ1.6兆円。過去最高だった2001年の約3.6兆円から半分以下となっており、市場全体としては大きくそのパイを減らしてきました。
新築マンション市場は、実は「 構造不況業種 」なのです。昨今の分譲立地は「 都心・大都市部 」「 駅前・駅近・駅直結 」「 大規模 」「 タワー 」といったワードに代表されるものが圧倒的主流を占め「 都心・都市部から遠い 」「 駅から遠い 」といったものが姿を消しています。
つまり、値の張る物件が主流と...
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