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大家さんの自宅に自動車が衝突でどうなる?

長嶋修さん_画像 長嶋修さん 第93話 著者のプロフィールを見る

2012/7/12 掲載

今回のホームインスペクション( 住宅診断・住宅検査 )ご依頼は「 大家さんの自宅 」。「 道路沿いにある自宅が、自動車か何かにぶつけられてしまった。留守中のことで、相手が誰かわからない 」とのことです。

早速、検査をすると、外壁に衝突時のものと思われる亀裂を確認。



その他、基礎のモルタルには亀裂、浮きが確認されました。



衝突箇所から遠い位置にある外壁下部の化粧タイルにも一部亀裂がありましたが、仮に変形によりタイルの亀裂が起きているなら他箇所にも亀裂が現れるのが一般的。それ以外の箇所になんら亀裂がないことから、衝突との因果関係は非常に低いと判断しました。

また、基礎の亀裂と浮きについては、一般に亀裂の入りやすい箇所であることや、衝突により基礎が割れるほどの力がかかれば、力の伝達の途中にある箇所でも外壁の亀裂が発生する可能性が高いことから因果関係はないと診断しています。

浴室天井裏から見える範囲では、金物のずれや筋かいの破損、梁、柱の損傷など不具合は見られません。一箇所で金物の浮きが確認されましたが、これは柱の羽子板ボルトの取り付け穴の位置が少しずれていることによるもので、今回の衝突とは因果関係はな...

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プロフィール

長嶋修さん

長嶋修さんながしまおさむ

不動産コンサルタント
さくら事務所 会長

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経歴
  • 不動産デベロッパーで支店長として幅広く不動産売買業務全般を経験後、1999年に業界初の個人向け不動産コンサルティング会社である、不動産の達人 株式会社さくら事務所を設立、現会長。

    以降、様々な活動を通して“第三者性を堅持した個人向け不動産コンサルタント”第一人者としての地位を築く。国土交通省・経済産業省などの委員も歴任。

    2008年4月、ホームインスペクション(住宅診断)の普及・公認資格制度をめざし、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会を設立、初代理事長に就任。

    また、TV等メディア出演 、講演、出版・執筆活動等でも活躍中。

    現在、「東洋経済オンライン」、「Forbes JAPAN WEB」等で連載コラムを執筆中。業界・政策提言や社会問題全般にも言及。

    主な著書に、『空き家が蝕む日本』(ポプラ社)、『不動産格差』(日本経済新聞社)、『5年後に笑う不動産』(ビジネス社)等。

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