先日、中国 ( 上海と杭州 ) に行ってきました。
高度経済成長に沸く中国。当地の活気と建設ブームとバブル具合は想像以上でした。それ以上に私の度肝を抜いたのは、世界中の不動産会社が中国人富裕層に対して、必死に不動産の売り込み攻勢をかけていたことです。
特に先行しているのは、豪州、ニュージーランド ( 以下NZ ) 、カナダ、米国などの、英米系移民国。それぞれの国の大手不動産業者が上海に事務所を構え、円換算で数億~数十億もする高額不動産のセールスに、精を出していました。
これら移民国の強みは、 「 投資永住 」 の制度があること。すなわち、それぞれの国で数億円を投資すれば、年齢や英語力に関わらず永住権を取れてしまうのです。その投資対象として、不動産も認められるケースもあり、 「 高額不動産を買って永住権取得しようぜ! 」 これが彼らのセールストークです。
折りしも今、中国人富裕層の間で海外移民熱が高まっています。上に挙げた移民国は特に人気が高く、中国主要都市ではほぼ毎週のように、高級ホテルのフロアを借り切って移民セミナーが行われています。その多くは、永住ビザ申請代行と不動産セールスがセットになっ...
高度経済成長に沸く中国。当地の活気と建設ブームとバブル具合は想像以上でした。それ以上に私の度肝を抜いたのは、世界中の不動産会社が中国人富裕層に対して、必死に不動産の売り込み攻勢をかけていたことです。
特に先行しているのは、豪州、ニュージーランド ( 以下NZ ) 、カナダ、米国などの、英米系移民国。それぞれの国の大手不動産業者が上海に事務所を構え、円換算で数億~数十億もする高額不動産のセールスに、精を出していました。
これら移民国の強みは、 「 投資永住 」 の制度があること。すなわち、それぞれの国で数億円を投資すれば、年齢や英語力に関わらず永住権を取れてしまうのです。その投資対象として、不動産も認められるケースもあり、 「 高額不動産を買って永住権取得しようぜ! 」 これが彼らのセールストークです。
折りしも今、中国人富裕層の間で海外移民熱が高まっています。上に挙げた移民国は特に人気が高く、中国主要都市ではほぼ毎週のように、高級ホテルのフロアを借り切って移民セミナーが行われています。その多くは、永住ビザ申請代行と不動産セールスがセットになっ...
この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。
健美家会員のメリット
- 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
- 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる